実勢価格が優先され、「基準がない」と言われるトラック運賃について、トラックにもタクシーのように運賃メーターを取り付けて適正運賃を収受し、業界の健全化を図っていくことを活動目的としているが、このほど国土交通省から同活動に対して補助金が交付された。これを受け、協議会はトラックにメーターを取り付け、走行実験を開始した。

補助金は1月7日付で申請。近畿運輸局からパートナーシップ構造改善実証実験事業として認定され、補助金の交付を受けた。金額は事業経費2740万8000円に対し、1370万4000円。行政の後押しを受けたことになり、今後の協議会の活動に弾みが付きそうだ。

運賃メーターを装着したトラックによる走行実験は、協議会のメンバーである運送会社が2月25日から開始。3月25日までの1か月間にわたり、15ｔ車、10ｔ車、4ｔ車、2ｔ車を走らせ、大阪で15台、中部地方で5台、計20台のデータを収集する。